スタンダード エキシビジョンの定寸(企画寸)の話①
スタンダード エキシビジョンには、多彩な組み方が可能になるよう計算された規制寸があります。
特に平面図(真上から見た図面)で見るビーム(梁)の寸法で迷われる方が多いので
今回はそちらをご説明いたします。
直線寸法の話
上記画像をご理解いただけた方は、恐らく熟練者様ですので、
今回のコラムはお読みにならなくてもいいかもしれません・・(笑)
・ビーム寸
まずはビーム寸の、ご購入頂くさいの代表的な寸法をご紹介します。
「950」
・・・基礎壁面の幅(以降W)、展示台長辺W等一番良く出るサイズです。
「660」
・・・950の一つ短い寸法です。
事務局大手のリードエキシビジョン様ですと、奥行き(今後D)は2600となっており、このサイズが必要となります。
「455」
・・・950の半分のサイズです。(厳密に違うのは後の芯々寸参照)
こちらもよく使われます。展示台のD部分で採用されることが多いでしょうか。
その他にも「660」2本分の「1360(「イサム」と呼ばれています)」や「310」などが現場でよく使われています。
・芯々寸
「寸法の話は難しくてよくわからない!」とおっしゃる方、
おそらくこちらが話をややこしくしている「芯々寸」の表記になります。
この寸法はビームの両脇にポール(1本40mm)を取り付け、ポールの芯(+20mm)から芯(+20mm)までの寸法を指しています。
ビーム寸法に+40mmの数字になります。
こちら実際に使われているのは990部分=950ビーム(ちなみに990は現場ではメーターと呼ばれており1m基準寸法となります)
700=660ビームなので、先述しました660が2本で1360というのは
間に連結用にポール40が入るので「660+40+660=1360ビーム寸」となります。
・四角の話
なれないと分かりづらいですので、もう一つ展示台等でよく使われる四角を題材に追記いたします。
上の図面で見えている部分のビームが何が何本必要かお分かりになりますでしょうか?
950ビーム3本 310ビーム4本が正解です。
図面に記載されているのはポールサイズ含む芯々寸法ですのでご注意ください。
まとめ
寸法は「図面(芯々寸)」と「ビーム寸」でサイズが違います。
スタンダード エキジビジョンをご購入を際は「ビーム寸」で本数をご指定くださいませ。
ただし、実際に施工する際はポールを含む寸法になりますので図面では芯々寸で記載されていること。
図面からビームの寸法を算出するさいは「―40mm」計算するとビーム寸になると覚えていただいてもいいかと存じます。
最後にもう一つご注意いただきたいのは、実寸として「ビーム寸950=芯々寸990=外々寸1030」となりますので
設置したい場所の寸法が外々寸より広くないと収まりませんので、ご注意をお願いいたします。