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アルミトラスとは? ~基礎構造と使用方法について~

アルミトラスとは

“アルミトラス”という名前だけ聞いたとしてもピンとこない方はいらっしゃるかもしれません。
ですが、実は、ライブ会場や車の販売店、スタジオ、屋外・屋内問わず多くシーンで使用されているため、見たことのある方は多いのではないでしょうか。

アルミトラスは、見た目が美しいだけでなく、アルミならではの軽量性と耐久性に優れており、さまざまな長さを組み合わせて使うことが出来る、大変実用的な部材です。
今回はそんなアルミトラスについて、基本的な構造をご紹介させていただきます。
ぜひお役立てください。

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アルミトラスとは

アルミトラスには、さまざまなサイズや構造のものが存在しております。
今回はよく使われる一般的なタイプに絞ってご紹介させていただきます。

 

 

・構造

アルミトラスというのは、アルミ素材のパイプで”トラス構造”を組み上げているものを表します。

アルミトラス構造

“トラス構造“というのは、三角形の集合体でできている構造形式のものを指します。
四角形よりも三角形で構成すると、構造の強度が上がるためです。
日本で一番高い東京スカイツリーもトラス構造といえます。

 

 

・サイズ紹介

一般的なアルミトラスのサイズは、300mm 角の四角柱です。
1 本の最大の長さは 3600mm となり、その他のサイズ展開は 300,600,900,…,3600mm というように、300mm の倍数で設定されていることが多いです。
短いものでは、長さが 100mm,200mm といった、長さを微調整する商材もございます。

※一般的なのが 300 角ですが、他にも 200 角、250 角、450 角…など、さまざまなサイズがありますので、用途や仕上がり寸法のイメージ、お客様の図面によってお選びくださいませ。

 

 

・クランプ式とボルト式の違い

四角柱のアルミトラスには、大きく分けて”クランプ式アルミトラス”と“ボルト式アルミトラス“の2種類がございます。
連結方法が異なっており、名前の通りクランプで連結するか、ボルトで連結するかの違いです。

見た目についてクランプ式は、アルミパイプの溶接のみで出来ているのに対し、
ボルト式は、アルミトラスの両端に、ボルト連結用の穴が開いた鉄板が溶接されているため、
一目で違いを見分けることができます。
ボルト式は、強度があるため、屋外・常設・大型の構造での使用に向いておりますが、
連結の際にボルトを締める箇所が多いため、施工・撤去に時間がかかるというデメリットがございます。

一方、クランプ式は、アルミトラスならではの強度は保ちつつ、初心者でも簡単に連結することができますので、
施工・撤去のスピードが求められる短期イベントでは、こちらがお勧めです。

ボルト式アルミトラス
▲ボルト式 305 角アルミトラス

クランプ式アルミトラス
▲クランプ式 300 角アルミトラス

 

 

必須部材

“ボルト式” ”クランプ式”を使用(連結)する上でそれぞれ連結部品が必要になります。

ボルト式アルミトラスでは、連結にボルトとナットが必要になります。

それに対してクランプ式アルミトラスは、両端に鉄板がついていないため、“クランプ”というパイプ連結用部品を必須としております。
クランプとは、以下の写真のように2本のパイプを挟み込んで固定する部品になり、六角レンチで簡単に取り付けができます。

クランプ連結
▲クランプ連結参考画像

 

 

まとめ

アルミトラスといってもたくさんの種類があり、サイズもさまざまです。
あらゆる長さを組み合わせて自由に形を作れるだけでなく、手軽に組み替えることもできますので、
イベントや展示会など、あらゆるシーンで大活躍する便利な部材となります。

うまく活用することで、ぜひ御社のイベント・プロモーションの成功にお役立てください。

 

以上「アルミトラスとは? ~基礎構造と使用方法について~」でした。

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